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近年、日本文化の見直しとともに、京都文化と「和」に対する再評価が高まりつつありますが、
それを「伝える側」と「受け止める側」とをつなぐ機会が随分少なくなってきていると思われます。
私共、京繍の世界も同じ状況です。
京繍の技術もさることながら、制作意欲を高揚させる日本文化に対しての理解が、京繍の伝統を連綿と受け継ぐ土台と考えています。
京繍という日本の伝統工芸に携わり、それを受け継ぐものとして、学びたいという意欲に私共は応えていきたいと考えております。
「繍司長艸」が運営するこの繍巧塾では、京繍の実際的な仕事に触れながら、茶道、長唄、能楽といった伝統芸能のお稽古を通し、それらに関わる和装文化を総合的に学びます。
単に技術の習得の場ではなく、多角的に日本文化への見識を深め、豊かな感性を磨く事を目的とし、広く塾生を募集いたします。
※原則的に入塾後三年間で塾生は卒業となります。
※学校法人ではありませんので、卒業したからといって、学士などの資格を貰えるわけではありません。
※京繍の専門分野に特化しておりますので、伝統工芸・文化を総て学べるわけではありません。
※古来よりの弟子入りの体系に近い指導となりますので、学校のように90分授業で一コマというわけではありません。
現場に直接入って、実体験を通して様々な基礎知識を学んでいただきますので、教科書や参考書はありません。
また、何時〜何時までが基礎授業という時間割もございません。
※学生保険を希望されます方は、各自で入っていただきますよう御願いいたします。
●長艸 敏明 作品制作指導、伝統芸能習得指導など
●長艸 純恵 京繍基礎実技、着物着こなし指導、礼儀作法、所作、作品扱い指導など
●長艸 真吾 美術基礎指導、一般教養(美術史基礎など)指導など
他、各講義やお稽古によって様々な先生方が外部から、いらっしゃいます。
1年次
●貴了館で実際の職人の仕事から接客まで実務に接し、
京繍の制作過程(着物、
屏風、和装小物、文化財修復、創作作品等)を学ぶ。
●着物の着方の習得
●美術用の基礎知識 日本美術史、西洋美術史等の基礎
●デッサン、色彩など美術実技基礎
2年次
●茶道、長唄、能楽のお稽古を通じて伝統芸能、文化を実践的に習熟する。
●刺繍基礎(糸撚り、図案の書き方等)
●場合によっては進路指導、職業指導も行う
3年次
●日常における礼儀作法、所作、御着物の扱いなど一般常識を習得
●京繍の技術習得
●卒業制作
卒業後は、工房に職人として入門することができる。
職人と同じ生活スケジュールに加え
様々なお稽古や指導、講義やイベントなどがあります。
原則、平日と土曜日の9時から18時まで(日曜、祝日、第二土曜は休日)
が塾生としての活
動時間です。
場合によって、休日に能楽鑑賞や講義などもあり、
入塾中の全ての生活が修行中と考え
ていただいて結構です。
2008年3月現在、4名(女性4名男性0名)が在籍しております。